暗号機   ヘーゲリンCX-52
第二次大戦後、1950年代に
使用された暗号機械です

機構的にはM-209の発展形で、
同じ原理で動作します
操作性はかなり良くなっており、
文字ダイヤルも解りやすく

また、何と言っても、
平文と暗号文が同時に印刷され
入力ミスを防いでいます

紙テープは印刷されると同時に、平文と暗号文がカッターにより
切り離されます

この機械は、さながら、日本製の一眼レフカメラのように
システム化され、キーボード等、様々なオプションが
用意されています。

変換速度は取説によれば毎分30〜60文字です。
普通目にする暗号機械は英文アルファペットがほとんどですが
この機械はアラビア文字判です、冷戦期に中東方面の暗号通信に使われた機械のようです。
タイプホイールは平文用と
暗号文用の
二つが用意されています

右側にカバーを開閉するための
鍵があります


この機械は操作音がかなり大きくて
ハンドルを動かすと
ガシャーンと大きな音がして
繊細な日本人にはチト、使いづらいです。
紙テープは底部に収納されています
少し厚手の丈夫な紙テープです
連絡船が出航する時の、涙の別れのテープより良い物を使っています
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このキーホルダーは
ヘーゲリン社のマークが入ったオリジナルです