伝単とは、戦争相手国の、市民、兵士の継戦意欲を失わせる為、あるいは、投降を促すために
配布されるビラです。
日本では、明治十年の西南戦争で官軍が、薩摩兵に投降を呼びかける伝単を
発行したのが有名です
日本軍は日清、日露戦争、でも、伝単を用いて、大きな効果を上げました。
第一次大戦で、飛行船、飛行機が用いられるようになると、大量のビラの散布が可能になり
紙の爆弾と恐れられるほど効果を発揮するようになります。
第二次大戦では、各国とも、意匠を凝らした伝単を大量に発行、爆撃機から敵の都市へ、
あるいは砲弾につめて、敵陣へと配布しました
米軍が日本上空で撒いた伝単が、事実を冷静に伝える、真面目な物が多いのに対して、
日本軍が印刷し、米英豪軍に対して撒いた伝単は、カラー印刷の立派な物で、兵士の奥さん、
恋人が、祖国で他の男と浮気をしている様子を描いた、ピンクチラシまがいの物が多いのは
面白いです。
ドイツ軍が作った伝単の中にも、女性のあられもない姿を描いた物が多いのは、
枢軸軍の特徴でしょうか
これまでに手に入れた伝単をご紹介します、画像をクリックしてそれぞれのページへお進み下さい
米軍が日本に投下した伝単 |
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米英軍がドイツに投下した伝単 |
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日本軍が米英豪軍に投下した伝単 |
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関東大震災、戒厳令ビラ |
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西南戦争、官軍の伝単 |
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第二次世界大戦 太平洋戦争 軍事 宣伝ビラ 日本軍 アメリカ軍 独軍
伝単 戦時中に撒かれたビラ