戦前 皇宮警察官の正帽 ピッケルハウベ
昭和初期、戦前に皇居を警護していた
皇宮警察官の正帽です、
ピッケルハウベと言われる種類のヘルメットで
元々、プロイセン陸軍のヘルメットであった物が
各国の王宮の衛兵に着用されるようになりました
燦然と輝く菊の御紋章
あごひもの装飾金具
頭頂の、飾り
日本の甲冑で言えば
八幡座の部分で、穴が開いています
元々、天の運気を頭に呼び込む為の
穴であった物が、実用的には
頭が、蒸れる事を防ぐ為に作られたようです
保管ケース
恐れ多くも、陛下からの、支給品なので
その保管と、着用には、相当気を遣った
そうです、
また
少なくとも、70年以上前の物なのに
非常に良い状態を保っています
当時の職人は、宮内省へ納入する物なので
選りすぐった材料で、丁寧に作り上げた
のでしょう。
材質は
良く解らないのですが、革もしくは、ファイバー
に黒漆で仕上げています
金物は真鍮、銅に、
金、銀メッキが施こしてあります、
かなり軽量で被っていても、負担を感じない程度
です