東京通信工業(現ソニー)は、昭和25年(1950)
日本初のテープレコーダーを発売しました
これは、昭和25年11月製造のGT-3M型です
ソニー歴史資料館、NHK放送博物館で、
国産初として展示されている機種はGT-3型ですが、
紹介しているGT-3M型は、GT-3型の
上部パネルに、4チャンネルのミキサーを、付加したものです
音楽の録音スタジオでの使用を考慮したのでしよう
型番末尾のMは、ミキサーの意味だと思います。
上部デッキを斜めに立てかけることが出来ます
操作性を考えたものです
テープリールは10号ですが
現在のリールクランパーを使う
固定方法とは異なり、専用のナットで
締め付けています。
正面の電流計はレベルメーターだけでなく
自己診断機能があり、
各、真空管の動作状況を監視できます
当時は、真空管の品質も良くなく
録音の失敗を未然に防ぐために
必要だったのでしょう
東京通信工業 テープレコーダー GT-3M