日本海軍 手持式地上写真機
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戦前の、海軍 手持式地上写真機です
この写真機には、フィルムのサイズが異なる
カビネ判 と手札判 の2種類の写真機があります。

どちらの機種も構造は、ほとんど同じで共通部品もあります
左から オリンパスOM-10        手札判               カビネ判
手札判
カビネ判
どちらの写真機も、蛇腹を使った、折りたたみ式で
手札の3段蛇腹はスムースにたためますが
カビネの1段蛇腹は、折りたたみに、かなり無理があり、もう相当な年齢ですので、
折りたたむごとに、折れ目が傷むので、このまま保管する事にしました。
手札判
折りたたんだ状態
カビネ判
ピント合わせは折りたたみ式のスポーツファインダー
又は、ピントグラスを用います。

フィルムは、ガラス乾板です。
本体右手のノブは
シャッターチャージとシャッタースピードの設定を兼ねています

シャッタースピードは T  B  1/10〜1/1000秒まで切れます。
←シャッターボタン
手札判、カビネ判、どちらも同じプレートが取り付けられている
どちらの機種もレンズは、手でひねるだけで
簡単に分解でき、手入れは容易
カビの心配もありません。


別に、濃淡二枚のフィルター
レンズフードが付属します。
カビネ判のレンズ
カバーをはずした状態
シャッターはゴム引き布幕フォーカルプレーン
シャッター幕は上から下へ走る、

シャッターメカニズムは部品が大きくて
整備はやりやすい。
カビネ判内部、手札も、ほとんど同じ
手札判の銘板を見ると
56号なので、初回ロットか?
昭和14年から製造が
始まったのかなと思います。
ガラス乾板ホルダー

手札判と、カビネ判
手札のレンズは

F 4.5
焦点距離  13.5p


カビネのレンズは

F 4.5
焦点距離  18p