人間に尻尾が生えた   水戸藩 藩医 本間玄調の著書 瘍科秘録から
人間にも尻尾が生えるのでしょうか?
テレビのビックリ映像番組などを見ていると、世界のどこかには
本当に尻尾が生えた人が登場するので、本当なのて゜しょう、

人間も太古の昔、サルに近かった頃は尻尾も生えていたのでしょうから、
遺伝子の一部に、残っていて、時々、先祖帰りするのかもしれませんね。

幕末期、水戸藩の藩医、本間玄調先生の著書「瘍科秘録」には人間に生えた
尻尾の治療記録が残っています

本間玄調先生は、杉田玄白、華岡青州、シーボルト、等に師事された、当時高名な医師で
その著書、「内科秘録」 「瘍科秘録」 などは、彩色図版を多数使った、
素晴らしい書籍です。

さて、本題の尻尾の話ですが、瘍科秘録 巻十に登場します、

近くの里、某の子供は、生まれながらに、長強 (尾てい骨と肛門の間)の先に贅肉を生じ
長さ三寸許り、太さ雙指の如く、この子、成長するに従って贅肉も長大になり
疎らに毛を生し、あたかも獣尾に似たり、
 三歳の時、私に治療を乞うて来たので、根元より裁断してみたところ
内まで肉で、余り出血も無く、十四〜五日にして全癒せり
実に希有の奇病なり・・・・


とまあこんな事が書かれています、旧字が変換出来ないので、当て字でごめんなさい

瘍科秘録は外科の本ですが性的不能の治療法まで載っています

 

房事がうまくできないのは、

 生まれつき小心で、

  律儀に父母の教訓を守り

   少しも花街などへ立ち入らず、

    年の長ずるまで陰事を知らざる者 (私の事か?)

 或いは、奉公などをして久しく陰事を絶つ者が

   にわかに、妻を娶り、房事に臨みて・・・・・萎縮して・・・・・用をなさず・・・・・・以下書けません

 

で、この治療法は、

 

先ず、艶本を多く読ましめ、色情を盛んにし、婦人と日夜同居するようにして・・・・・・・・・・・・・・・・

あと、漢方の処方が記載されています、

 

外科の施術法は、なかなかの内容だと思うのですが、こちら方面は、江戸時代には

まだまだ未開の領域だったのでしょう。