この機械は太平洋戦争中の日本陸軍の電波兵器の一種で、 飛行機に搭載する味方標定機 ( 敵味方識別装置 ) です。
この機械は銘板が剥がされていて、正体は、よく解らなかったのですが、 横浜旧軍無線通信資料館で、鑑定して頂いた所、 陸軍タキ15号であろうとの、お答えを頂きました。
レーダー開発に遅れを取っていた日本軍ですが、戦争中期には、
ようやく対空レーダーの配備が進み敵機の探索を行ったのですが、 レーダー画面では敵か味方かの判断がつかないので、 飛行機に味方標定機の装備が進められました。
味方標定機とは 地上からレーダー電波の照射を受けた時、 飛行機から応答信号を返送しレーダー画面上で味方であることを 表示する電子機器です。、